2012年10月18日 市からの回答と質問書提出

8月23日に提出しました要望書に対してお寄せいただいた賛同署名

 

署名 1057筆
ネット署名(個人)123筆
ネット署名(団体)8団体

 

合計 1188筆 を提出しました。

ご協力ありがとうございました!!

2012年10月18日上尾市との懇談
下記と同内容のPDFです
10:18懇談.pdf
PDFファイル 735.5 KB

1、要望書について

 

当日は当会側が9名と秋山かほる市議、市側が教育委員会から5名、環境経済部から2名で話し合いをしました。
要望書に対する市からの回答は以下の通りでした。

 

要望①『市内の公共施設で空間線量率が0.10μSv/h以上の場所は除染する』について

 


この間、上尾市ではずっと同じ方針だったわけですが、上尾市の除染基準につきましては、地表1cmの高さで毎時0.23μSv以上と言う風に定めております。この根拠につきましては国際放射線防護委員会ICRPの勧告で一般の人の年間積算放射線量の指標として平常時は自然放射線と医療被ばくを除く空間放射線量を年間1mSv以下としていることに基づくものであります。
具体的ないろいろのご批判もある中ですが、具体的な算出方法は、1日のうち屋外8時間屋内16時間滞在する、という一般的な生活環境を仮定し一時間あたりの放射線量を計算しております。毎時0.19μSv、これに大地からの放射線、平均の毎時0.04を加えまして毎時0.23μSv。これを除染基準としているものでございます。以上でございます。

 

要望②『修学旅行の行き先を空間線量率が低い地域に変更する』について

 


修学旅行の関係でございますが、何しろ今回要望書を頂いてですね、保護者の方の心配されるお気持ちにつきましては受け止めさせて頂きます、ということで、毎回お話させて頂いておりますが、一応、放射能の安全基準に関しましては、様々な見解ございますが、教育委員会と致しましては市で定めました、今お話しました空間放射線量が毎時0.23μSvを下回れば安全であると判断しております。
教育委員会ではですね、日光市等のHPを確認すると共に日光市の担当者と電話による状況確認等、行っております。
また、本市と同様に日光を修学旅行先としております、横浜市や相模市の担当者とも連絡を取り合い日光における放射線量等についての情報を収集しております。このような情報につきましては適宜学校に情報提供を行っている状況でございます。
ちなみに今お話しました横浜、相模原ともに震災後、日光から修学旅行先を変更した小学校はございません。以上でございます。

予想通りと言えば予想通りの回答に当会も質問に移らせていただきました。

 


地表1cmの高さで毎時0.23μSv以上は除染するとそれ以下であれば『安全』と言われましたね? 日光市ですけれども、地表から1mの高さで測定して【要望書の別紙(注)】にも添付しています が、それを見ると0.23μSv/h以上のところはたくさんあります。ご確認頂けると思うのですけれ ども。これは地表1mの高さで0.23μSv/h以上ある、ということです。

(編集注:当会提出の要望書 別紙11
http://www.city.nikko.lg.jp/kankyou/gyousei/jishin/documents/kekkaichiranh24-10gatsu.pdf
日光市による538箇所の測定です。地上から1mで0.23μSv/h以上が多く見られます)

実測した場合、大体地表面で0.2μSv/hある場合、1mの高さで0.13ぐらいです。およそ8割ぐら いになります。 それから考えると、市の基準で0.23μSv/h、地表面で0.23μSv/hということは1mの高さであ ればもっと低い値が出ているはずですね? この様な点を考えると、0.23μSv/hであるから日光が安全だという主張は適切ではないと思いま す。それに対してはどう思われますか。

 


10月10日のですね、日光の各観光地の空間放射線量が公表されておりまして、それでいきますと、日光東照宮の五重塔前ですけども・・・

 


それはどこのデータですか?

 


これは日光市
・・・

 


市が測定したデータですか? データのバックグラウンドを出してもらわないとわからないのですが。

 

(編集注:市が提示したデータ
http://www.city.nikko.lg.jp/shinkou/gyousei/jishin/documents/1010.pdf

 


日光市が出していますけれども、日光市が出してるデータというのは、シンチレーション方式のカウンターを使って測定している。お手元にある別紙11を見て頂ければわかるんですけれども、これで見ると地表面1mで0.23を超える様な所がたくさんあります。

これは市が測っているもので、シンチレーション方式のカウンターで測っているものなので、精度と しては非常に高いです。信頼性の高いデータだと思います。公のデータ、パブリックなデータです。 それに鑑みると今言われた事っていうのは、どこのデータを出しているんだろうと思います。 環境省も日光市で20カ所くらいを測定したデータを出していますけれども、それは低い所だけ測定 しているのではないかというくらいですね、これ(別紙11)と比べても非常に低い値が掲載されて います。 『‥だから安全だ』っていう結論になっていますけれども、こちらのデータ(別紙11)は540カ所 くらい測定されています。その内の0.23μSv/h以上に該当するところはかなりあるのではないかな と思います。それはもちろん地表1mの高さでです。上尾市の基準で0.23μSv/hというのは地表 1cmですね。それを考えると安全とは言えないと、普通に考えればそうは言えないのではないかと 思いますがいかがでしょうか。

 


(10月10日のデータ)最新の情報なんですが、五重塔前で5cmなんですけれども、0.13。それから二荒山神社境内では0.08、華厳の滝で0.10・・・

 


それは何カ所ありますか?

 


16カ所‥。主な観光地っていう‥。

 


観光地ですね。16カ所くらいであれば、選べば低い所があります。我々も測ってますのでわかりま す。 ですから16カ所とか20カ所くらいのそれぐらいの単位で、安全性を言われても疑問を感じますが、 それはいかがでしょうか。 もう一つ、文部科学省の実測によると、地表1mの高さで0.13μSv/hあるところは、地表のセシウ ム134と137の合算で4万ベクレル以上あるという計算になります。 ある大学の先生の理論計算でもやはり地表1mで0.13、0.14μSv/h超える所は4万ベクレル以上の 汚染が存在するようです。 それで4万ベクレル以上の汚染っていうのは法律上に定める放射線管理区域に該当しますので、一般 人の立ち入りは制限されます。そのような場所に子どもを連れて行くということについて、その行為 に法的な瑕疵(かし)はないのでしょうか。その点をお聞きしたいです。

 


放射線管理区域に関する既存の法律はまだ生きています。特措法として、環境省の除染基準というの はあるのですけれども、それは法目的が違いますし法の制定主旨が違います。 放射線管理区域に関する法律の法目的は、一般の人を健康被害から守るということです。 主旨はそういう事です。 もう一方の特措法に関しては、除染をスムーズに進めることを目的として定めた法律です。したがい まして、法目的が全く違います。そもそも、環境省の定めている特措法で0.23μSv/hが安全だとい うことは言ってないと思いますが如何でしょうか。つまり、0.23μSv/h以上は除染の対象にはなる と言ってますが、安全だとう思われますか?

 


あの、その辺の論理については議論する予定はないんですが、いわゆるICRP‥。

 


ICRPは存じ上げています。ICRPは国際機関ですね。但し、我々は日本の法律の事を言ってます。日 本は法治国家なので、当然法律に基づいて行政行為は為されないといけないですね。その法律と矛盾 している、法律に反していることについてどう思いますか。 ICRPについては何も言ってないです。

 

あの、3つの‥いわゆる計画被ばく状況と緊急被ばく状況と‥今現在は現存被ばく状況ということ で、今おっしゃられた‥そのいろんな法律ですよね。それで一つは‥核燃料物質及び原子炉の規制に 関する法律で100ベクレル。これについては、いわゆる精錬事業者、工場などで用いた資材、これら を解体して再利用する時の基準ですよね。一方もう一つ、放射線電離‥でしたよね?これはいわゆる 業務として従事者の放射線障害を防止する為の‥

 


放射線管理区域に関する法律ですけれども、あれは「従業者」のみを対象に規定しては『いない』で す。あの規定の対象は、法律的には『何人(なにびと)』を指します。ですから従業者だけに適用さ れるものではなく、『何人(なにびと)』ですので、誰もが適用される法律ではないですか? 『特措法ができたから(放射線管理区域を示す)黄色の扇型のマークはなくなったか?』と言えばそうではないですよね。今も既存の法律として生きています。

 


それでね、確かにあるんですよ。ただ、先程言った今の状況が、いわゆる計画的っていうのが1ミリシーベルトで内部外部含めてっていうのは理解してまして、今あの現存被ばく状況ってことで国の見解は‥要するに計画被ばく状況であれば今おっしゃっられた法律が全部適用されると。今の現状ではー。

 


特措法が優先的に適用されるっていうのはわかります。 でも、環境省の特措法ができたから4万ベクレルを超える管理区域が安全になったのか?というこ とが一番問題です。 法律が変わったのであれば、それは仕方がないと思います。しかし、現行の法律が生きている中 で、その中で、被ばくしているわけですね。 原発事故前であれば、当然ちゃんと管理されなければいけないような放射性物質が、あちこちに拡 散されているわけですね。その中で子ども達が遊んでる状況はおかしいのではないかと思います が。放射線管理区域を定めている法律ですが、「従業者」とは規定してないです。『何人(なにび と)も』っていうふうになっています。 だから当然子ども達も含まれるし、従業者も当然含まれます。 そこから子どもが除外されるという、そのような主張は正しい判断ではないですね。原発事故が起 こる前は特措法がなかった状態では『危険』と判断された場所に子どもが入って遊んでいる状況に ついてどう思われますか?それは安全だと言えますか。 あとで、質問書の方でお話ししようと思ってるのですけども、9/23にETVで『シリーズチェルノ ブイリ原発事故 汚染地帯からの報告~ウクライナは訴える』っていう番組をご覧になった方い らっしゃいますか。ちょっと手を挙げてみて頂けますか?

 

(編集注:1名の職員さん挙手)

 


その中でコロステンというウクライナの町の話が出ていたのですけども、それが実は年間の被ばく 量が、「年間」ですが、1.04mSvという移住勧告地域と 年間0.6mSv 放射線管理区域‥つまり日 本で定めている1mSvより低いわけです。 それにも拘わらず、子ども達の間で、今非常に深刻な健康被害が出ていて、例えば78%の子どもに 慢性疾患が生じています。ある小学校では458人小学生がいますが、おそらく被ばくによる健康被 害に起因する体力の低下によって正規の体育を受けられるのは14人になっているそうです。 そこは年間の0.6mSv程度の所です。しかし、そのような場所でも、最近になって明らかにそういう異変が起きているようなのです。それについてどのように思われますか。 0.23μSv/h以下だから安全だという判断は単純計算、つまり、数字の上だけの話であって、文部 科学省がそろばんを弾いて決めた話ですね?文部科学省は3月15日に非常に濃密な放射性プルーム が関東を襲ったのにも拘わらずSPEEDIの情報を公開しませんでした。隠匿しました。 その為に国民が、罪のない国民が大量に被ばくしています。 事故当初の被ばくも加味すると、単純に空間線量率だけを見て毎時0.23μSvだから大丈夫だと言 う判断はおかしいと思いますがいかがでしょうか。

 


一応、要望書頂いて教育委員会と致しましても、いろいろと詰めさせて頂きまして、今お話の様な事で、何しろ様々な見解がある、と。
様々な見解がある中で、0.23μSv/h下回れば安全と判断しているのは現状ですので、一応そういう様にご理解頂きたいと思います。

 


現状は分かりました。しかし、そのように判断されて、何か起こった場合には誰が責任を取られる のですか?昨年の2011年6月5日の対市交渉の際に、我々の会ではグラウンドや校庭等を『測定し て下さい』とお願いしました。しかし、その時は『いや、する必要はない』と言われましたね。しかし、後から、前言を撤回されて今は測定されていますね。各校にもシンチレーションカウンター が配備されていますね。それで、高い所が見つかって除染されていますね。我々がこのようにご提言 申し上げているにもかかわらず、それを無視されて『その必要はない』と判断されたにもかかわら ず、現在は、測定されていますけれども。その責任は誰が取られるのですか。  例えば、日光に子どもを連れて行きますよね。これは、後で説明しますけども、子どもに対する いじめだと思っています。文部科学省はいじめの定義として2つあげています。まずは主観的要件。 これについては子どもが苦痛を感じる事です。もう一つは物理的、もしくは心理的な何らかの傷害 行為があったこと。この二つを要件に挙げています。子ども達の中には、ある程度大きい子どもは 『これ(被ばくを強要することは)はいじめだよね』と言っている子どももいます。残念ながら、文 部科学省の定義に当てはめると、両方の要件を満たします。今、教育委員会では声を大にして『い じめを撤廃する、なくす』と言っておられるにもかかわらず、教育委員会がいじめの加害者になって いる状況をどのように思われますか。主観的要件と客観的要件は満たしていますよね。

 


待って下さい。やはりあの要望書に対する内容について場を設定したので、‥やはり今回は設定した場についてお伝え頂きたい。

 


わかりました。後で質問書を出しますので。

※下記質問書および回答書につきましては、内容を見直しました結果、取り下げました。(2013/1/23)

2、質問書の説明

 

9月14日にございました秋山市議の一般質問を経て、市側の回答が不十分であることが予想されたので、事前に新たな質問書と回答書を準備し提出させて頂きました。

 

編集注: 今回提出の質問書 https://dl.dropbox.com/u/54707339/ademand.pdf
              及び回答書 https://dl.dropbox.com/u/54707339/answr.pdf

 


すみません、厳しい質問書になってしまっているのですけれども、これは我々の危機感の現れだと 言う風にご理解ください。 これまでの経過を見ていますと、残念なのですか、市の対応は、議論をはぐらかしたり、結局はど こに責任があるのか明確でなかったりという状況が続いています。行政判断が為されたにも関らず、 誰が責任を負うのかよくわからない状況なので、そこをまず明確にして頂きたいと思います。現状、 子ども達が被ばくしているわけですので、そういう状況下において、我々は0.23μSv/hという基準 は『危険だ』と申し上げているのですけども、皆さんは『安全だ』と断言されました。安全だと断 言されて、その判断に対しては誰が責任を取られるのか、ということを明確にして頂きたいと思うの です。

 

1. 健康被害について


福島県で甲状腺のエコー検査が行われているのですけれども、昨年の12月までの時点で異常が見 つかったのが29.7%、今年の3月末までの時点で35.8%、今年の8月末までで43.6%、というよ うに甲状腺の異常の検出率が増えています。 これは普通に考えますと、生まれつき一定の割合で甲状腺の異常は確かにあるようなのですけど も、時系列的に増えるっていうことは、普通はあり得ないのです。例えば、チェルノブイリや長崎 でも同じ様な検査が行われていますけれども、異常の検出率っていうのは大体1%未満です。です から、何か異常が起こっているいのではないのか、ということを質問書に書いています。それから その下ですが、コロステンの話です。NHKのETV特集で放送された内容です。 被ばく量が年間1mSv未満なのですけれども健康被害が出ています。そしてそれは非常に深刻で す。『上尾市は大丈夫なの!?』ということなのですけども、実は先程お話ししました3月15日 に埼玉県で最高の線量が1.222μSv/hです。これは1時間の平均値なので実は最高値はもっと高 かったという話があります。ピークは2μSv/h位くらいあったのではないかっていう話も出てい ます。2マイクロという数字を是非頭に入れて下さい。 福島県の、今非常に甲状腺の異常が出ている所ですけれども、5カ所で測定されてその平均値が 8.7μSv/hです。2マイクロに対して8.7マイクロです。果たして十分に2マイクロが低いといえ るのでしょうか。その点を是非とも考えて頂きたいと思います。 3月15日に甲状腺に被ばくしたことに気づいて当会のメンバーや、その知人が自主的な甲状腺検 査をしています。その結果、異常が見つかっている子どもが何人かいます。上尾市でも健康被害が 出ている可能性があります。それから、リンパ球が異型になるという症例が確認されています。そ れが実は上尾市でも見つかっている、という事を是非とも頭に入れておいて下さい。

そういう状況に鑑みて、「コンティンジェンシープラン(非常事態発生時対応計画)」、最悪の場合 を市としてはどのように考えておられますかということをお聞きしたいです。ウクライナ等ではかな りの被害が起こっているようですので、市としてもコンティンジェンシープラン、要は緊急時のプラ ンなのですけども、これについても念のために考えておく必要があるのではないでしょうか。そのよ うなプランをお持ちですか?

 

2.放射線管理区域について


先程、放射線管理区域の適用を受けるのは(放射線管理区域への立ち入りを制限されるのは)、 『従業者のみ』だと言われたのですけども、法律の規定ぶりを見ると、従業者に限るものという規 定はなくて当然一般人も対象になりますね。一般人から子どもが除外されるわけはないです ね。311前では放射線管理区域に該当するような場所に、現在は子どもが普通に立ち入っています が、それは大丈夫でしょうかと聞いています。

 

3. 線量計の活用について


今、市の方から各学校に対してシンチレーションのカウンターが配布されて、一ヶ月に一回くらい、 校庭の一カ所か二カ所くらい測定されていますが、公費によって購入された線量計にも拘わらず、 一ヶ月に一回だけ、一カ所二カ所の測定では活用頻度が低いのではないかと思います。 ある小学校の校庭を測定精度が高いシンチレーション式の線量計で実際に測定したのですけども、 雨水の集積に応じて線量が高いところがいまだにあります。多数の子どもが毎日遊ぶ様な場所に関し てはそういう所を見つけて優先的に除染をするべきではないかと思います。これはある小学校の例な のですけども、お手元の地図上に赤丸で囲っている部分は、地表面で0.13μSv/hある場所です。こ の図(学校の校庭の一部に小さな(5~10平方m)程度の汚染が5箇所程度存在することを示す 地図)から分かりますように、地表面で0.13μSv/hある場所はそんなに大きな面積が広がっている わけではないです。ですから0.13μSv/h程度の基準で除染しても、おそらく実行出来るであろう と。実現可能性が高いと思います。公費の有効活用という観点からも、例えば、4平方~5平方mく らいのメッシュを切って、とにかくメッシュを細かく切って測定して頂きたいと思います。

 

4. 責任の所在について


先程も言いましたけれども、我々が2011年7月14日に提出した要望書に対して『その必要はな い』と言われたのですけれども、その判断を翻して、今測定されたりですとか、公費を使って線量 計配布されたりしていますけれども。結局、その判断には過誤があったということではないです か。また、その責任は誰が負われるのでしょうか。事故当初において、我々の提案に基づいてしっ かりと測定してれば被ばくは防げたはずですね。市側は学校等の施設にホットスポットか存在して いることを後から発見されて、何カ所も除染されています。我々の提案を無視されて測定をされず に、罪のない子ども達を被ばくさせた責任は誰にあるのか、それを明確にしていただきたいです。 そうでないと、他の市がするから仕方がないから我々もするか、ということでズルズル変えられる のは問題であると思います。我々は、感情的に騒いでいるだけではなく、関連する法律や科学的な 根拠も示しています。ですから、もしそれが間違っているのであれば、科学的・客観的に反論して頂 ければと思います。それから右へ倣えではなく、『予防原則』という観点で自らの頭で考えていた だきたいと思います。 質問書の4ページ目の下線が引いてある部分に『十分な科学的確実性がないことを理由に対策を引き 延ばしてはいけない』これは予防原則の定義なのですけれども、科学的根拠がよくわからない場合 は取り敢えず危ないという前提で考えて行動しましょう、対策を施しましょうというのが予防原則 です。 市としてはこの原則に基づいて対策をして頂きたいと思います。

 

5.子ども達の精神的苦痛に関して


最後に先程お話したのですけれども、子ども達の中では、例えば、給食で椎茸を食べさせられたり とか、校庭が汚染されているにもかかわらず外で遊ばされたりとか、することは冷静に考えると大 人による『いじめだよね』と主張する子どもも実はいます。上尾市はいじめに対する対策というの を今一生懸命やっておられて、それに対しては我々も非常に感謝していますし、非常に高く評価し ています。しかし、放射線に関する対策という観点からは今一歩足らない部分があるのではないか と思います。 先程も言いましたけれども、文部科学省のいじめの定義があって、一つが『主観的要件』もう一つ が『客観的要件』なんですけれども、これは放射線被ばくに当てはめて考えれば両方とも該当しま す。ですから子ども達の『いじめだよね』という主張は正当、正しいのではないかと思います。文 部科学省の定義ですので。文部科学省の定義に基づけばいじめに該当するということです。

もちろん精神的な苦痛の感じ方というのは子どもによって違いますので、ある子どもが精神的な苦痛 を感じないから、いじめは存在しないという考え方は正しくないと思います。個人差がありますの で、その辺を考えて頂きたいと思います。我々としては、先ほど説明しましたコロステン市の状況 や、線量が高い場所に修学旅行と称して無理矢理連れて行かれる事は、これはある種のいじめだと保 護者としても感じます。  いじめの場合は当事者の対立の構造がありますので、解決するのが難しいと思います。しかし放射 線の場合は、当事者対立構造はないです。相手は物理的な『物』ですので、対策はいじめよりも、本 当のいじめよりも簡単なはずですよね。 それは基準を下げればいいっていうことだけですので。予防原則に基づいて考えればいいっていう事 だけですので。311前であれば放射線管理区域に該当する様な所で子どもが遊んだり、放射性物質 を含んだ様な食べ物を給食として提供されたり。 一番我々が不安に思っているのは、事態を過小評価する市側に都合のいいデータに基づいて判断する のではなく、私達が提出しました、例えば、530カ所の測定値のように科学的に十分な確度があ るデータに基づいて判断していただきたいと思います。また、そのような科学的に十分な確度がある データでも非常に高い値が出ている所に連れて行くっていうのは安全性の観点からはどうなのでしょ うか。 言葉は厳しいですが、多数の子ども達の健康に拘わる重大事項を、皆さん方はご判断されています ので、その判断の結果として、何かあった場合に責任は取って頂きたいと思います。 これはちょっと誤解される所があるので言いますけども、民法709条の損害賠償請求は「被害に気 がついてから3年」権利の行使が可能です。ですから、被害がでるのは皆さんが判断されてから、数 年先だと思いますが、被害が生じたときに、自分達はもう定年退職しているから、言葉は悪いです が「やり逃げ」は難しい、と思います。最後まで責任あるご判断をいただきたいです。

 

最後に


我々の一番言いたい事は、「子ども達のためにこの状況を何とかして欲しい」ということです。校 庭に例えば100ベクレルを超える様な放射性物質がばらまかれている様な状況の中で、子ども達を 遊ばせないで下さい。311前であれば、100ベクレルを超える様な土壌がグラウンドに落ちていれ ば大騒ぎになります。三菱マテリアルでは100ベクレル未満の土壌を、施設内で厳重に管理してい ます。311前であれば、法律に基づけばそのような管理の仕方が当然なのです。でも、今、現状は 100ベクレル、600ベクレルを超える様な場所で子ども達は普通に遊んでいます。それはおかしい のではないでしょうか。 また、0.23μSv/hを基準にして市では判断されていますが、シーベルトは空間線量率ですので、 土壌の汚染面積によっては、実際よりも低い値が計測されたりします(※家が燃えていても、温度 計をかざして、1000℃以下だから大丈夫というようなもので、家が燃えていたらまずいでしょ うということです。)。でも、実際に測ると100ベクレルを超える様な、法律に抵触する様な場所 がたくさんあって、その中でたくさんの子ども達が、毎日遊んでいます。

それはおかしいんじゃないでしょうか。

シーベルトに関しては、それは当然空間線量率ですので、場所によってはそれは高い場所、低い場所、汚染が同じであってもですね、あります。でも、実際に測ると100ベクレルを超える様な、法律に抵触する様な場所がたくさんあって、その中で子どもが遊んでいる状況。毎日遊んでいるし、たくさんの子どもが遊んでいる。

放射線核種の半減期を考えると、30年40年、つまり孫や子どもの代まで影響があるわけですよね。 それをそのまま放置するのはどういうことでしょう、と我々としては言いたいわけです。まず、責任 の所在。我々としては、これは法律に照らして異常な状態です、瑕疵がある状態です、ということが 言いたいです。 ただ単に『何かをして欲しい』ということだけを我々は言っているわけではないのです。我々として も協力は致します。もう少しメッシュを細かく切って測定するという場合には、我々保護者として も協力して測定しますし、除染もします。そして、その労力を惜しむわけではないです。 なので、ぜひその点については子どもを守る、放射線の感受性の高い子どもを守るという観点でぜ ひご判断頂きたいと思います。


一ヶ月前にウクライナに行った方がいるんですけど、その方の話ですと、子どもの時に被ばくした住民、もう20年以上経ってるので、そのまた子どもがいるんですが、小学校で子どもの80%に脚に異常があるという状態。学校の先生達も『脚に異常がない子はいない、一日に何度も痛くなる』という現状だそうです。それを一ヶ月前に視察して来た人がいます。そういう事が自分の子どもや孫に起こるのではないか、それが将来の日本だなと危機感を感じています。

上尾市の線量計の活用ですが、せっかく支所に置いてあるのに宣伝が全然されていない。
何の為にお金使ったんだろうと。広報などでそういうのはどんどん知らせて欲しいと思います。
あと、学校の方も校長先生によってはちょこちょこ測って学校便りに載せて知らせている方と、全然そうでない方がいるので、教育委員会は校長先生の指導はちゃんとされてるのかということが心配です。
そして除染をするもっと前に、汚染されていた所なのに子ども達がゴーヤを作って食べていました。その責任の所在はどうなるのかなと。全然除染はいらないって言われていた時に、学童などでもみんな食べてしまった物で、そういうのは誰が責任を取って頂けるのかなと気になります。
高い所はどんどん測って除染して頂きたいと思います。


先程、横浜と相模市で日光から修学旅行先を変更した所はないとのことでしたが、日光から修学旅行先を変えたというところと、ぜひ連絡を取って、どういう状況かを聞いてみて下さい。
あと学校から『放射線量を測ってます』って学校便りに載ってますけども、『どこを』というのが載っていないので、それを載せる様に教育委員会の方から指導して下さい。


個人的に校長先生に修学旅行先を考え直してくださいと言ったことがあるのですけど、 やっぱり校長先生の、それは何かあった時に責任になるのでしょうか。 やっぱり勉強が足りないって言うと言葉が悪いのですけど もうちょっと知識をみなさん平等に共有していただきたいと思います。

秋山かほる市議
『安全だとは限らない』って日光の市長が言ってるよね。市長がそう言ってましたよ。


安全宣言出してましたけど、撤回しましたね。『市』が撤回してます。

秋山かほる市議
だからね、そういう事実もあるので、子ども達のことを不安に思う保護者がいることは当然のことだと思いますので。
わざわざ、ですね、必ず行かなければならないということではありませんので。
とても無理な事を要求しているという風には私は思っていません。少し理解があれば、保護者のみなさん、署名をしてくれた皆さん、やはりみんな心配してますので『協力してください』と言えば、今日はこの学校でね線量が高いのでこの土をどけましょうということになれば、必ず人は集まりますから。要するに、何か予算を立ててやってくださいって言ってるわけじゃないんです。
子ども達が危険という場所があったら、心配だという場所があったら、協力するのでお願いします、と言ってるんですね。
別に全部変えてくれって言ってるわけじゃないんですよ。
日光市の市長が、『国が安全っていうから安全っていうわけじゃないよね』っていう所にね、私は行くべきではないと私は思います。
そういう事を検討して、校長先生や先生方、保護者とも考えて頂くといいと思っております。

 

 

※一部音声が聞き取りにくい箇所がありましたので割愛させて頂きました。

子ども埼玉ネット
子ども埼玉ネット

■ Bookmarks


休止中。